その2:訴状のポイントを理解しておけば、誰でも訴状は書ける!

[本人訴訟研究シリーズ]

その2:訴状のポイントを理解しておけば、誰でも訴状は書ける!

 

さて、実際本人訴訟を起こすための、

一番のハードルはこの、

 

・訴状を書く。

 

という部分でしょう。

 

訴状が書けてしまえば、

後は、事務的な手続きを済ませるだけで、

誰でも訴訟を起こすことが出来ます。

 

実際、裁判所で説明されて渡された

「訴状の用紙」

 

を見てみると、

 

1・原告の住所(送達場所)

2・被告の住所(送達場所)

3・訴訟物の額、印紙額、予納郵便切手額(こちらは現金納付も可能)

4・請求の原因

 

これだけを書けば、

訴訟を提起することが可能です。

 

しかし、調べてみると、

 

・手書きで書いてしまうと修正するのが面倒なので、

パソコンで、文章を作成した方が良い。

 

・もう少し、カテゴリーに分類して、

文章を作成した方が作りやすい。

 

という部分があったので、

いくつかの訴状を調べた後、

私はこのようにカテゴリー分類をしました。

 

1・請求の趣旨

2・請求の原因

3・本件経緯

4・被告の請求原因

5・結論

 

ある種論文というか、

論じたい事を順序立てて書いていけば、

訴状は完成するといった形でしょうか。

 

あと、一番やっかいなのは、

書き方ですね。

 

例えばこれは訴訟を起こすので

必ず書くところではあると思いますが、

 

被告は 〇〇万円 支払え

 

というこの「支払え」みたいなことや、

 

・原告は、

・被告は、

 

と使う事、

 

複数であれば、

 

・原告らは、

・被告らは、

 

となるところ、

 

まだいろいろあるとは思いますが、

日本語書いている訳ですから、

ちょっと堅苦しい言い回しなだけであって、

多少間違っても、

日本語の方言の訛りと同じようなものなので、

特に気にする事もないです。

 

とりあえず、普段使用する日本語で

内容を書いてみて、

なんとなくそれっぽい感じに表現を替えていけば、

それっぽい文章になると思います。

 

今、確認しても、

正直私の書いた訴状は「ツッコミどころ」が結構ある気が、

自分でもします。

 

だけど、いいんです。

内容が訴状の中に入っていれば、

後は、なんとかなると思います。

 

大事なことは、

伝えたい内容を、

訴状の中に入れる事です。

 

基本的な流れとしては、

 

1・原告と被告の起こったことに関する事実

2・そこに対して、原告がどういう問題を被ったかの主張

3・「2」はどんな違法行為であるかの主張

4・それらによって、原告は被告に対して何を請求するかの主張

 

これらの内容が書かれていれば、

あとは、裁判で具体的に戦うだけです。

 

ここの文章に時間と労力を割くよりも、

証拠をできるだけ集めて準備する部分に、

時間と労力を割いた方が良いです。

 

という事で、訴訟を事務的に提起するところまでは、

我々、一般素人が「めんどうで難しい」と、

勝手にイメージしている難易度よりは、

ずっと簡単です。

 

分かってしまえば、

中学生でも出来ると思うし、

小学生の高学年でも出来ると思います。

 

だけど、私自身も自分で訴状を書いてみて、

訴訟を提起するまでは、

とんでもなく難しもいのだと

思い込んでいました。

 

まあ、裁判に勝ったとして、

それらの請求額を実際に自分が取り戻すまでは、

難しいのかなとも思いますが、

 

まず、「訴状を書いて、訴訟を提起する。」

というこの第1段階は、

結構簡単に乗り越えられましたので、

今後、実際の裁判になって、

どう進んでいくのか、

 

どう進めていく事が良いのかについては、

また、時機が来たらこちらに書いて、

情報をシェアしていく予定です。

 

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過去の[本人訴訟研究シリーズ]

 

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